防犯の基本3原則とは?実践者が教える正しい防犯対策
実践者が教える「本当に効果のある家の防犯対策」
家の防犯対策というと、
「防犯カメラを付ける」「高い鍵に交換する」
そんなイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし、実際に防犯対策を進めていくとわかるのは、
道具よりも先に知っておくべき”考え方”があるということです。
それが、防犯の基本3原則です。
私は自宅・実家の防犯対策を見直す中で、
この3原則を意識しただけで、
「やらなくていい対策」「優先すべき対策」がはっきり分かれるようになりました。
この記事では、
自宅(実家)の防犯対策している実践者の視点で、防犯の基本3原則と正しい防犯対策の考え方を
できるだけわかりやすく解説します。
防犯の基本3原則とは?
防犯の基本3原則は、次の3つです。
1. 侵入しにくい
2. 侵入に時間がかかる
3. 人の目に付きやすい
上記の3つを満たしている家は、
空き巣や侵入犯から「狙われにくい家」になります。
逆に言うと、
どれか一つでも欠けていると、狙われる確率が上がる
それが現実です。
原則1:侵入しにくい家にする
・古い鍵(ディスクシリンダー)のまま
・窓の補助錠が付いていない
・勝手口が無施錠になりがち
これらは、「侵入しやすい家ですよ」と教えている状態です。
玄関鍵をディンプルキーに交換
掃き出し窓に補助錠を追加
勝手口の施錠を習慣化
お金を掛けた高価な設備でなくても、
侵入のハードルを上げるだけで効果は十分でした。
原則2:侵入に時間がかかる家にする
「鍵を1つ変えれば安心」
「防犯カメラがあれば大丈夫」
実際には、時間が稼げない対策だけでは不十分です。
窓に防犯フィルムを施工
補助錠を“上下2か所”に設置
フェンス内に簡単に入れない配置を見直し
「面倒そうだな」と思わせるだけで、
侵入対象から外れる確率が上がります。
原則3:人の目に付きやすい家にする
・夜になると玄関周りが真っ暗
・物置や植木で死角が多い
・留守中でも生活感が完全に消える
これらは、「安心して作業できる環境」を与えてしまいます。
センサーライトを玄関・庭に設置
植木の高さを調整
郵便物を溜めない工夫
光と視線を意識するだけで、防犯レベルは大きく変わります。
防犯対策でよくある失敗
実際にやってみて感じた、
多くの家庭がやりがちな失敗も紹介します。
高い防犯グッズから先に買う
1か所だけ対策して満足する
家族で防犯意識を共有していない
防犯は、「点」ではなく「全体」で考えるものです。
防犯の基本3原則を意識すると何が変わる?
私自身、この3原則を基準に防犯対策を見直してから、
無駄な出費が減った
家の弱点が明確になった
家族と防犯の話ができるようになった
という変化がありました。
まずは自宅の防犯をチェックしてみよう!
防犯対策は、今の状態を知ることがスタートです。
「うちは大丈夫」と思っている家ほど、
基本が抜けているケースも少なくありません。
まとめ:防犯は難しく考えなくていい
防犯の基本3原則は、
特別な知識や高額な設備がなくても実践できます。
侵入しにくくする
時間をかけさせる
人の目を意識する
この3つを意識するだけで、
家の防犯レベルは確実に上がります。
「何から始めればいいかわからない」という方こそ、
まずはこの基本から見直してみてください。
