マンション防犯で管理会社がやらない盲点
「オートロックだから安心」は危険な思い込み
「マンションはオートロックだから安全」
「防犯は管理会社がやってくれている」
防犯対策を実際に行ってきた立場から言うと、
この考え方こそが 最大の盲点です。
管理会社が対応する防犯と、
本当に被害を防ぐための防犯は、実は大きく違います。
この記事では、
マンション防犯において管理会社がやらない(やれない)盲点と、
住人が自分で補うべきポイントを具体例とともに解説します。
結論:管理会社の防犯は「共用部まで」、被害は「専有部」で起きる
管理会社が主に管理するのは、
・エントランス
・共用廊下
・エレベーター
・駐車場・駐輪場
一方、空き巣・侵入被害が起きやすいのは、
・玄関ドア
・各部屋の窓
・ベランダ
つまり、守る範囲が違うのです。
盲点1:オートロック=侵入防止ではない
多くの人が誤解していますが、
オートロックは、侵入を完全に防ぐ仕組みではありません。
実際によくある侵入パターン
・住人の後ろについて入る(共連れ)
・宅配・点検業者を装う
・解錠されたタイミングを狙う
管理会社は「運用上の人の行動」までは管理できません。
盲点2:共用部のカメラは「抑止」であって「防御」ではない
防犯カメラがあっても、
・映像は事件後の確認用
・リアルタイムで止めてくれるわけではない
というのが現実です。
盲点3:玄関ドアの防犯は管理会社任せになりがち
管理会社が対応するのは、
・建築基準を満たした鍵
・老朽化時の最低限の交換
しかし、
・補助錠の追加
・サムターン対策
・ドアスコープカバー
などの実用的な防犯強化は住人任せです。
「鍵はある」=「防犯性が高い」ではありません。
盲点4:ベランダ・非常階段はほぼノータッチ
マンションで特に見落とされがちなのが、
・ベランダの侵入対策
・非常階段からの侵入
管理会社は、
・避難経路確保
・設備点検
が目的で、防犯視点は二の次になりやすいのです。
・隣室との隔て板を簡単に越えられる
・上下階の移動が可能
ここを狙う侵入犯は少なくありません。
盲点5:「住人の防犯意識の差」までは管理できない
・ドアを閉めるだけで施錠しない
・ゴミ出し時に無施錠
・宅配ボックスの暗証番号使い回し
こうした日常の油断は、
管理会社ではコントロールできません。
マンション住人が自分でやるべき防犯対策
防犯対策1:玄関は「二重ロック+見せる防犯」
補助錠
防犯ステッカー
ドアスコープカバー
「この部屋は面倒そう」と思わせる。
防犯対策2:窓・ベランダの防犯を最優先
窓用補助錠
防犯フィルム
センサーライト(電池式可)
マンションでも窓侵入は現実的です。
防犯対策3:オートロックを過信しない行動習慣
知らない人を入れない
インターホンで必ず確認
共連れを当たり前にしない
実践者が感じる「マンション防犯の本質」
マンション防犯は、
「設備」より「意識」
管理会社は「最低限の安全」を提供しますが、
自分の部屋を守るのは住人自身です。
まとめ:管理会社任せでは”守りきれない”
マンションは確かに一戸建てより防犯性は高い。
しかしそれは、
何もしなくていい
という意味ではありません。
管理会社がやらない盲点を理解し、
自分で補うことで初めて、
本当に狙われにくいマンションになります。
「マンションだから安心」ではなく、
「マンションでも対策する」。
それが、後悔しない防犯の考え方です。
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